コスモ (犬)
生物 | イヌ |
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犬種 | ジャック・ラッセル・テリア |
性別 | 雄 |
国籍 | アメリカ |
職業 | 俳優 |
所属 | Birds and Animals Unlimited[1] |
代表作 | |
活動期間 | 2009–現在 |
コスモ[注 1](Cosmo)は、アメリカで俳優活動を行っているジャック・ラッセル・テリアである。『ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦』『人生はビギナーズ』といった映画で知られる。
経歴
[編集]コスモは2007年、オレンジ郡の保護施設で調教師に見い出された。この調教師は『そりゃないぜ!? フレイジャー』でエディ役を演じたムースを訓練した人物である[3]。またコスモはアジリティに出ていた犬で、当時4歳か5歳であった[4][注 2]。引き取られた当時のコスモは物怖じし自信なげな態度であったが、人なつっこく陽気な性格であった[6]。
2009年公開の映画『ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦』ではフライデー役を演じ、映画初出演を果たした[3]。内緒で犬をかくまううち、隠し場所に犬がどんどん増えていくという物語で、映画には全部で70匹もの犬が登場する。フライデーは隠し場所を作るきっかけとなった犬で、フライデーを演じたコスモを映画プロデューサーのアイヴァン・ライトマンがお気に入りの犬として挙げている[7]。この年『モール★コップ』にも出演した[8]。
2010年に撮影された映画『人生はビギナーズ』ではアーサー役を演じた。アーサーは主人公が父から譲られ、主人公の話し相手となる犬である。この設定は監督で、脚本も担当したマイク・ミルズの実体験に基づいており、ミルズが実際に飼っていた犬に似るよう、コスモは体毛を染められて出演した[3]。主人公が室内をアーサーに紹介する場面では、撮影の関係で調教師は入室できず、主人公を演じたユアン・マクレガーとコスモだけで演技をしたが、コスモはマクレガーの語りかけに応じてこの場面を自然に演じた[9]。コスモが気に入ったマクレガーは、コスモを譲ってほしいと調教師に頼んだが、実現しなかった[10]。マクレガーは代わりになる犬を探していたが、撮影最終日にようやく見つかり、シド(Sid)という名の雑種のプードルを飼い始めた[3]。
注釈
[編集]脚注
[編集]- ^ Szabo, Julia (18 January 2009), “Mutts for Film”, New York Post
- ^ コスモ(アーサー役)
- ^ a b c d “Frame Grab: Who's that adorable dog in 'Beginners'?”, Los Angeles Times, (6 June 2011)
- ^ de Cagny 2014, p. 174.
- ^ Cast and Crew: Cosmo, Focus Features, オリジナルの2011-05-18時点におけるアーカイブ。
- ^ “Beginners' Animal Trainer Extraordinaire”, BARk (65), (Summer 2011)
- ^ Berkowitz, Lana (14 January 2009), “THE LIST; Ready for their close-ups”, Houston Chronicle: p. 3
- ^ de Cagny 2014, p. 180.
- ^ McGregor 2014, p. 182.
- ^ de Cagny 2014, p. 179.
参考文献
[編集]- Ganzert, Robin; Anderson, Allen; Anderson, Linda, eds (2014). Animal stars: behind the scenes with your favorite animal actors. Notavo, CA: New World Library. ISBN 978-1-60868-263-8
- de Cagny, Mathilde. Cosmo as Arthur in Beginners: The Dog Who Connected a Father and Son. pp. 174–181
- McGregor, Ewan. Cosmo's Acting Abilities. pp. 182–000